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朱海平原通知表(趙国編)


さあ続きまして趙国です。

こちらは敗戦国なので、なかなか厳しい評価になってます。



李牧 80

怪物李牧の名に恥じない見事な指揮であったことは間違いない。麻鉱を討った別働隊に始まり、策を授け、亜光、王賁を戦いから退場(王賁は一時的)させ、中央軍の戦いでは知略と本能を併せ持ち、王翦が出てくるまで寄せ付けなかった。また、傅抵と馬南慈を使った戦術で王翦をあと一歩のところまで追い詰めた。

しかし、最終的には秦が想定以上にしぶとかったこと、鄴の兵糧を焼き払われたことにより、攻めに転じなければならなかったこと、趙軍にほぼ期待通り働いた将がいなかったことにより、敗戦となる。



馬南慈 50

王賁の働きにより一時は壊滅的な打撃を受けるも、その後亜光を挟み撃ちにし、戦線離脱させ、王翦をあと一歩のところまで追い詰めることができた。李牧の副官として恥じぬ働きであったと言えるが、もともと兵数的に有利であった趙左翼に勝利をもたらすことはできなかった。



尭雲 40

元三大天藺相如の武として、亜光を再起不能にし、信、王賁と刃を交え、王賁を一時戦線離脱まで追い込む。しかし、最期は逆に王賁に討ち取られる。一時は引退したものの、五千人将に討ち取られるとは、かつて三大天の武と名を馳せたものの、李牧からしたら期待外れというところか。



趙峩龍 30

口ばかり達者で結果をみればほぼ何もしてないに等しい。本当に藺相如の盾であったのか疑問が残る。



岳嬰 10

ま、噛ませ犬ですからね、、、



金毛 10

ま、噛ませ犬二号ですからね、、、

しかも将位を持ってない淡にやられてしまうとは、、、



紀彗 5

初日、李牧が必殺の別働隊で麻鉱を葬り去るも、最終日まで秦左軍を壊滅させることができなかった。相手は将軍経験のない急遽指名された蒙恬であり、兵糧に不安があるのにも関わらず。

朱海平原の戦いが始まって十数日間何をしてたんだと言わざるを得ない。この大戦の意義を考えれば蒙恬を抜き、王翦中央軍に攻め込まなければならないのは当然である。

相手の兵糧が尽きることを待ってればいいなどと考えていたのであればまさに愚将の極み。国の中枢に危険分子がいるのであれば、一刻も早く取り除かなくては相手が何をするのかわからない。しかも最後は蒙恬に中央にいかれて、王翦の最大の危機を救わせてしまっている。こんな愚将を右翼の将にするとは李牧の目も曇ったか、、、




龐煖 採点対象外

趙三大天の一人で武神。人を救うために人を超越した存在になるため苦行に励むが、人の想いを背負った信に倒される。信がいくら成長したとはいえ、満身創痍の相手に倒されることとは何事か。武神とは聞いて呆れる。

ま、もともと戦とはあまり関係存在であるため、採点対象外としております。





総評

今回の朱海平原の戦いは秦国の奇策に始まり、王翦の知略、信の大活躍により、首の皮一枚で秦は勝利を掴んだ戦いでした。

逆に言えば、邯鄲からの出陣、馬南慈以外の誰か一人でも期待通り戦えば間違いなく勝利を掴んだでしょう。

そのくらい趙には有利な戦いだったはずです。

李牧の最大の不幸は優秀な部下がいないことでしょう。

今回黒羊を戦った紀彗、岳嬰、金毛の三人がいましたが、朱海平原の戦いをみれば全員将としての器は貧弱であり、慶舎が倒されるのも致し方なしと思いました。




最後にブログ閉鎖中もコメントを書き続けて頂いたかずおさん本当にありがとうございます(槍術使いさんも!)。心より感謝申し上げます。

また、大戦がありましたら、通知表を作りに戻ってきます!!


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