SSブログ

第398話 戦わぬ訳

危険を冒して待った決戦の一手。窮地の飛信隊の元に、起死回生の救援が駆けつける。荀早はそれをみて、よく隆国軍は魏軍に感知されずに駆けつけることができたと驚いていた。
河了貂は昨夜、隆国軍の天幕を訪れ、援軍の要請をする。河了貂は作戦の詳細を説明する。信を囮にし、羌瘣の別働隊を呉鳳明の本陣に向かわせる、隆国軍にはその後、敵中で窮地に陥る信を助けに来てもらう、しかも、その動きが早いと呉鳳明の注意を引いてしまい、遅過ぎると信が討ち取られてしまうため、絶妙なタイミングが必要だと話す。隆国は仮に送るとしても山を迂回するため、刻を見計るというのは手易くないと言う。しかし、河了貂は隆国将軍なら手易いはずと言い返す。それに対し、隆国はまあなと返し、秦軍としての失敗は絶対に許されないため、隆国は援軍を送ることを約束する。
凱孟には荀早からの伝令が来る。それは退がるというものであった。それを聞いた凱孟は王騎等と同じく、信も凱孟との一騎討ちの決着を拒むのかと言う。信は凱孟に対し、何か引っかからないと言い、王騎、廉頗は凱孟との一騎討ちを避けたのではなく、相手にされなかったのではないかと話す。その一言に凱孟は信は王騎等と同じで夢や想いだのと戦を美しいものに仕立て上げるのか、信は毒されていると言う。さらに戦には光などなく、意義だの夢だのとかたるのは無知なバカ共をかき集めるためのただのまやかしであり、戦は強者が欲望のままに弱者を屠る単なる殺戮の場であり、それ以上でも以下でもないと言い切る。信は違うと言い返すと凱孟はそうであれば次までに王騎らの後を追うものとして、儂の納得する答えを用意しておけと言い残し、その場を立ち去った。
そしてそれを確認した信は空を見上げる。そこには天高く輝く太陽があった。それを見た信は飛信隊も呉鳳明の本陣を目指すと叫ぶ。
呉鳳明の本陣では北より王賁軍が本陣を目指している報告が入る。その数は三千であった。さらに西より録嗚未軍が八千の数で本陣を目指している急報が入る。
羌瘣も呉鳳明の本陣を目指していた。呉鳳明の予備軍の反応は明らかに遅かった。それは他の二隊が先に迫っていたからである。羌瘣は飛信隊で呉鳳明の首を討ち取ると宣言する。


凱孟が王騎や廉頗に相手にされなかったということろは非常に納得のいく内容でした。あの二人が相手の強さによって一騎討ちを避けるということは考えられませんからね。
しかし、今後、信が凱孟を討ち取れば戦の意味が改めて証明されるような気がしますね!それは将来的には龐煖との戦いに活きてくるでしょう!
nice!(0)  コメント(18)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 18

クリリン

今回、信は凱孟の核心を見事に突いたと思います。…まさか王騎+騰との間にあんな愉快なやり取りがあるとは。凱孟自身、王騎らの言った言葉の本当の意味を知る時、信に倒される寸前かもしれませんね。後は呉鳳明が王賁・録嗚未・羌瘣の猛攻をいかに防げるか見ものです。
by クリリン (2014-08-07 07:59) 

三度の飯よりキングダム

管理人様、皆様

おはようございます!

次週以降が非常に楽しみな展開になってきましたね!

個人的には、隆国がテンに言った「貸し一つだぞ」が今後この戦かはわからないけど何かのフラグのような気がします^ ^

どんな決着になるか楽しみです!!
by 三度の飯よりキングダム (2014-08-07 08:39) 

謄

こんな裏側があるなんて
想像を越えてきましたね!

殿やヒョウ公様の
本当の強さってやつを
見せつけられたような気がします!
どう言う風な結末を迎えるのかが
楽しみでなりませんね!
by 謄 (2014-08-07 10:24) 

齦大将軍

包囲→流動→信突破
by 齦大将軍 (2014-08-08 08:24) 

NO NAME

呉鳳明は策をもちいるも最終的に撤退。
あと一歩で取り逃がす。
その後で、信と凱孟の一騎打ち。
信が勝ち、王騎のやり残した仕事を
終わらせ貸し借りナシ。
by NO NAME (2014-08-08 11:35) 

NO NAME

魏火龍を六将や三大天と同格のように持ち上げておきながら,重傷負った格下の5千人将に無理矢理負けさせたために,そのつじつま合わせに凱孟は相手にされなかったなんて話を作るなんて驚いたな。作者もネットで今回の無茶苦茶な王ホンの勝ちに対する読者の批判をちゃんと見てくれてるんだね。太鼓持ちみたいなコメントばかりする馬鹿な読者ばかりでなく,真剣にこの物語を読んでいる読者にも心配りする作者に感謝感謝です。
by NO NAME (2014-08-08 16:35) 

桓騎推し

批判するために読んでる評論家気取りの
ゴミ読者より太鼓持ちの馬鹿読者のほうが
マシだと思いますが?
by 桓騎推し (2014-08-09 12:54) 

NO NAME

バカかおまえはw評論家気取りじゃねえよ。この漫画が好きだから,ちゃんと筋の通ったストーリーであって欲しいんだよ。中身をちゃんと理解できないおまえのようなクズは読まなくていいよw
by NO NAME (2014-08-09 20:48) 

お名前(必須)

ガイモウを相手にする隆国さんが心配です。死なないで欲しいですね。キングダム読む読まないは読者の勝手だろくだらない。
by お名前(必須) (2014-08-09 21:56) 

NO NAME

バカかおまえは,評論家気取りじゃねえよ。この漫画は最初からすごくいいストーリーで描かれていて,それゆえこれだけ人気があるんだよ。ところが前回のストーリーはあまりに無理な展開で,まじめに読んでいるものにとって興ざめだと言っているんだよ。中身を適当にしか読んでいないんじゃ,わからないかなw
by NO NAME (2014-08-09 22:29) 

王騎軍残党兵

えーと、王賁が勝ったのは必然だよ。
シハクは、今まで妹の為に戦っていた。しかし今回は、彼にとって勝っても負けても意味がない戦いだった。
そんな彼の槍は、軽かった。だから実力で劣る王賁が一瞬の隙をついて勝てた。と私は、読んでいました。
私には、辻褄あわせには見えません。ましてやシハクが弱かったとも思えません。ホウケンの攻撃が軽いと言うのも彼には夢も目的も無いからです。李牧の道の終端に立っていると意味も理解できてないのかな?
だからガイモウが王騎達に相手にされなかった理由もわからないのだと思います。
もう少しキャラ達の心情を考察したほうがキングダムを楽しめると思いますよ。
by 王騎軍残党兵 (2014-08-10 01:32) 

蒙恬

このブログを読むと、ストーリーがより良く分かります!
呉鳳明は 簡単に打ち取られない感じがしますが、貂の策が成功してほいしです。
by 蒙恬 (2014-08-10 08:08) 

通りすがり

王騎残党兵さんの言うことは合っている。
けど、シハクの妹エピソードはいらなかったわ。あっても幽連みたくさらっとで良かった。
あれじゃあ、最初から自殺願望のある男に勝っただけで盛り上がり今一だし、そんなすぐ倒される敵の過去なんてそんなに強調する必要あったかな?
今回の戦は貂を持ち上げようとして、なんか構成と展開がおかしいところが目立つ。
それさえなきゃ、もっと違う風になったんじゃないかと思わずにはいられない。




by 通りすがり (2014-08-10 13:48) 

酒兵

カンオウパイセンどーしてんのかな?

by 酒兵 (2014-08-10 19:58) 

ナニユエ

はじめて コメントさせていただきます。 今回も 面白かったですが 気になったのは隆国将軍の茶器 しびれたのは茶を飲みながらの会話。 無駄なくポイントだけ。
by ナニユエ (2014-08-11 12:53) 

お名前(必須)

キングダム面白く無いから
人気も落ちるんだょww

男女世代別人気コミックランキング2014でぐぐって観なさい

by お名前(必須) (2014-08-11 15:15) 

お名前(必須)

最近は単行本派ですがついつい覗いちゃいました(*´∇`)ヤバい、次週が気になってしまう~

中華統一までの道のりが、楽しみでしょうがないです♪長期連載だと作者も読者も色々変化していきますし、そういうのも込みで楽しめたら良いですね~♪私もこの魏戦では若干突っ込みを入れたくなる場面がありますが、漫画ですしアハハと流してます(о´∀`о)
とはいえ好きがゆえの批判があっても、それはそれで自然なことだと思います♪
by お名前(必須) (2014-08-11 16:45) 

羌明

信フィギュア発売迫る!詳しくは魂ウェブで検索!!P101
呉鳳明3軍同時攻撃に秦に桓騎の様な新しい実力者の出現を感じる。赤ヒラもでるよ。
岳雷我呂に後方をまかし単騎で大将軍を目指す羌瘣が呉鳳明の本陣にトンタンタンをかましにきましたよ。
韓徳。ポンポン痛いんでおウチに帰るわ。
個人的には流動で秦軍苦境になりながら2回流動を見た貂の軍略で勝つのを見たかった

by 羌明 (2014-08-18 02:15) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

第397話 本陣へ第6回1001会飲み会報告 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。