第446話 意表をつく策
広大なる戦場に上がる異変の煙。それを見た桓騎は飛信隊が趙軍に丘を獲られたことを認識する。
信は馬呈と激しい打ち合いを繰り広げていた。馬呈の重い一振りに信は矛で受け止めるものの、乗っていた馬の骨が折れる。馬呈は信が二度も戦斧を受け止めたことに驚く。そこに楚水の部隊が現れる。馬呈はそれを見て、次は大軍で来るから楽しみにしてろと言い残し、その場を去った。
慶舎と紀彗は丘に上がった狼煙を見て、作戦がうまくいったことを認識する。慶舎はいきなり側近二人を使うとは大胆だなと言うが、紀彗は黒羊では強引にも先に戦の主導権を手にすることが重要と意見し、二人の力を信頼しているから成り立った作戦であるとした。
貂は飛信隊だけで丘攻めをしようとする。高低差があるため、斜面を登る最中に上から矢と石を受ける羽目になるのと敵兵の数がわからないことから不安が走る。しかし、貂は丘を占拠しているのは小隊であることは間違いないと話す。それは飛信隊が把握していない支流を使って奥深くまで来ているため、大軍の移動は無理であるためであった。貂は敵兵が小隊であるならば丘の利があろうとも飛信隊だけで戦えると考えた。我呂は無傷にはいかないというが、貂は今やらないと馬呈や他の隊が丘に集結し、砦と化し、攻略には大軍を要する戦いになるためと判断する。
丘をとる作戦としては単純なものであり、正面を田有が盾をもって、音を上げながら、派手に攻め上がり、その間に信達の身軽な舞台が敵に気づかれないよう裏から駆け上がるものであった。信達は裏の見張りが二十人くらいであり、襲いかかっても気づかれないと判断し、一気に攻め襲うが、それは人型の人形であった。正面の田有隊に対しても、石や矢の攻撃は全くなかった。丘自体に趙軍はいなかったのである。
馬呈と劉冬の目的は丘をとることでなく、飛信隊の足止めであったのだ。これにより、飛信隊が攻略すべき右翼は中央より手前側に前線を作らざるを得ない状況となった。
馬呈と劉冬の活躍により、趙軍は優位な展開となりました。丘を獲ることではなく、飛信隊の足止めの作戦であったというのは非常に面白いと感じました。
不利な展開となったものの、まだ雷土側がうまくいけば、致命的ということにはなっていないと思うので、これからの展開が楽しみです。
信は馬呈と激しい打ち合いを繰り広げていた。馬呈の重い一振りに信は矛で受け止めるものの、乗っていた馬の骨が折れる。馬呈は信が二度も戦斧を受け止めたことに驚く。そこに楚水の部隊が現れる。馬呈はそれを見て、次は大軍で来るから楽しみにしてろと言い残し、その場を去った。
慶舎と紀彗は丘に上がった狼煙を見て、作戦がうまくいったことを認識する。慶舎はいきなり側近二人を使うとは大胆だなと言うが、紀彗は黒羊では強引にも先に戦の主導権を手にすることが重要と意見し、二人の力を信頼しているから成り立った作戦であるとした。
貂は飛信隊だけで丘攻めをしようとする。高低差があるため、斜面を登る最中に上から矢と石を受ける羽目になるのと敵兵の数がわからないことから不安が走る。しかし、貂は丘を占拠しているのは小隊であることは間違いないと話す。それは飛信隊が把握していない支流を使って奥深くまで来ているため、大軍の移動は無理であるためであった。貂は敵兵が小隊であるならば丘の利があろうとも飛信隊だけで戦えると考えた。我呂は無傷にはいかないというが、貂は今やらないと馬呈や他の隊が丘に集結し、砦と化し、攻略には大軍を要する戦いになるためと判断する。
丘をとる作戦としては単純なものであり、正面を田有が盾をもって、音を上げながら、派手に攻め上がり、その間に信達の身軽な舞台が敵に気づかれないよう裏から駆け上がるものであった。信達は裏の見張りが二十人くらいであり、襲いかかっても気づかれないと判断し、一気に攻め襲うが、それは人型の人形であった。正面の田有隊に対しても、石や矢の攻撃は全くなかった。丘自体に趙軍はいなかったのである。
馬呈と劉冬の目的は丘をとることでなく、飛信隊の足止めであったのだ。これにより、飛信隊が攻略すべき右翼は中央より手前側に前線を作らざるを得ない状況となった。
馬呈と劉冬の活躍により、趙軍は優位な展開となりました。丘を獲ることではなく、飛信隊の足止めの作戦であったというのは非常に面白いと感じました。
不利な展開となったものの、まだ雷土側がうまくいけば、致命的ということにはなっていないと思うので、これからの展開が楽しみです。
またしても秦軍の危機となりましたね(馬呈・劉冬の周到な戦術にはただただ驚かされるし、紀彗が両名を信頼するのも納得)
初めは河了貂の作戦なら事を有利に運べると思いましたが、まさか偽兵と旗で翻弄されるとは…(趙軍のみぞ知る支流を使って、丘に急襲をかけた事を貂が見破っていたにも関わらず失敗か・・)
にしても飛信隊が丘奪取に向かっている隙に趙軍が前線を作ったという事は、桓騎軍の雷土隊の方はどうなったんだろうか・・・そして斥候隊が目にした予想外の光景とは一体何なんだろうか(山々の切れ目・・んー「火攻め」いや違うか)
ここに至って雷土隊まで後退せざるをえない状況だったらこの戦、慶舎が軍を動かすまでもなく紀彗の思惑通りになってしまう。(桓騎はこの状況をいかに打開するか楽しみです)
今回、田有さんの「やれんのかお前ら!!」の鼓舞が面白かった笑
by クリリン (2015-09-17 08:39)
趙軍の今回の指揮官の戦い方はカンキになんとなく似ていますね。
序盤は秦軍不利な状況、カンキが来週以降どう立て直していくのが楽しみです。
by しゅうしゅう (2015-09-17 21:26)
当面は、趙有利が続きそうな流れですね。
しかし、きょうかいが見た光景はきになりますね、、地形的な驚きなのか、趙軍の前線が思ってる以上に前に来てる光景なのか、、はたまた恒騎軍がすでに飛信隊側に移動して来ている、などなど想像が膨らみます。
しかし、趙軍はきすい将軍すらまだ出陣していないので、秦軍よりだいぶ余裕を感じます。。
雷土あたりの実力も気になるなー。
各軍の交わり方含め、まだまだ二転三転しそうで、、楽しみが続きそうです!
by 沸騰 (2015-09-17 23:34)
趙軍は大坂冬の陣の真田幸村みたいな翻弄の仕方
というか飛信隊お粗末過ぎない?
by 白麗 (2015-09-17 23:39)
これからの羌瘣の動きがキーになる展開ですかね
何を見てどう行動するのか
敵なら報告か小隊相手や罠なら排除の流れになりそうですが
とりあえず羌瘣の独り舞台の密林スーパー暗殺に期待したいですが
今回は地の利に詳しい桓騎軍と飛信隊の連携取るにはもうひとつの飛信隊の脳である羌瘣が活躍してほしいかな
by とある羌瘣 (2015-09-18 08:15)
今回貂の指揮が完全に空回りしています。今迄は信の本能が貂の助力になりましたが、戦術指揮の限界が浮き彫りに。戦略指揮を馬呈達に見せつけられましたね。最低の戦術で最高の結果を齎した相手側の上手さに驚きを感じますが、貂も信と一緒に一段上に成長して今回の窮地を乗り越えて欲しいです。桓騎将軍が助けては成長見込めませんからね。
by かずお (2015-09-18 18:22)
森林の高台の取り合いが重要とは思えません。
人が住みつづける事も軍隊を滞在させることもできない。この戦いの重要さが私の浅い知識では理解できません。関ヶ原の戦いの様に次に繋がる重要な地域?
by ベジータ (2015-09-18 21:29)
今回、キスイ将軍が民からの信頼があつすぎることを考えると城を先に攻めるふりをしながらキスイに罠を仕掛けるなど、カンキ×キスイになることを予想[人差し指]
どうやってその状況までもって行くかは思い浮かびませんが(悲)
また、密林での戦いは飛信隊は不得意でもカンキは得意なはず。待ち伏せと夜の攻撃などで形勢逆転も考えられる選択肢の一つになるかも知れません。
by ようじろう (2015-09-18 23:00)
あンの下僕じゃないだろ桓騎、この場合は将軍の戦略的敗北であって信達の責任じゃないからな。
しかしこれから先は信の武も貂の智もアドバンテージにならないって展開が続くのか?
by NO NAME (2015-09-19 03:55)
なんか今回の敵さん、キスイさんといいリュウトウさんといいハンサム揃い。。
今までの傾向からしてイケメンキャラの生存率高い気がするから心配だなー。勝てるのかなーこの戦。
by きんぐだむ (2015-09-19 06:53)
貂は正攻法の戦いならそうそう負けはしないと思いますが、奇策には弱いコトを露呈しましたね。
今回、桓騎は信を囮にしての策を考えていて、それに気づいた信は激怒はするが、それが功を奏するカタチになり形勢逆転とか。で、信は納得せざるを得なくなりそう。一部の味方を危険にさらすことで、自軍を有利な展開にもっていくことは、将軍になる上で必要な考えだろうし。そこが、甘えを捨てろってことかなと勝手に予想しています。
by ジョン (2015-09-20 10:34)
シルバーウィークだから何ですかね?次の話もうでてますよ。
待ってます(*^ー^)ノ♪
by 換気軍矢部~(ノ´∀`*) (2015-09-21 16:26)
小さい村があっても
いいでしょう!
by お名前(必須) (2015-09-22 07:16)