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第502話 機先を制す者

飛信隊は秦の兵糧中継地の金安に到着する。そこで飛信隊は先に到着している軍が夜営の準備をしていないことに気付き違和感を感じる。そこに信を総大将の天幕に呼ぶ伝令が現れる。
信が天幕に到着すると王翦は全軍この金安から進路を変え、鄴へと向かうと告げる。壁は黒羊から西部攻略に入るのでないのかと尋ねると王翦は否定し、準備はあるため心配は無用だと返す。
さらにすぐにここを発つ、各将責任を持って己の軍、隊を動かせ、もたつく小隊があればその上に立つ者の首を刎ねると宣告する。蒙恬は進路変更により、李牧に真意がばれ、王都圏の攻防まで突っ走ることになると気を引き締める。さらに夜通し進軍して李牧を徹底的に後手に回すと口にする。

趙西部前線都市武白では李牧は対燕への対応に四苦八苦していた。東の防衛戦はオルドに崩されており、李牧を焦らせていた。李牧は扈輒を止む無く東に向かわせるべく、カイネに急報を出させようとするが、燕の進路が中都市青歌だと報告を受けると驚きの表情をする。
青歌には司馬尚は青歌城主でその実力は李牧が三大天に推すほどのものであった。しかし、司馬尚は病に伏せていると虚偽の報告をし、断っていたのだ。そこに青歌軍五千を城主司馬尚が自ら率いて出陣したという急報が入る。李牧はそれに安堵し、東は次の大きな動きがあるまでは一旦置くことにした。
そして、李牧は舜水樹が戻ってきてないことに気づく。部下の一人が東からの急報を優先にしたため舜水樹の報告を後回しにしていたと弁明する。舜水樹は秦軍は金安からの進路を変える可能性があるため、前線に残るとしていた。
李牧はその報告を受け、地図を開く。李牧は熟考し、秦軍の目標が王都圏にあることを察知する。そして、鄴が狙いだと看過すると正気かと叫ぶ。
夜が明ける頃、金安にいた秦軍二十万の姿が消えたという報告が舜水樹の元に届いた。




ここからは鄴攻略戦に入りますね。李牧と王翦の知恵比べが見れることになるでしょう。非常に楽しみです。
しかし、新しいキャラの司馬尚はどんな人物か、実力はどれほどなのか気になりますね〜
李牧が三大天に推すほどなので、当然本物でしょうけど

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